無愛想天使
「ちょっとした知り合い!?話してただけ?!しかも隼人の事は呼び捨てなの!?」

「隼人の事は昔から知ってるんです」

「昔から!?乃々香ちゃんに男の影…しかもそれが知ってる奴なんて!うわぁぁあ!」

一人で話して一人で叫んでる。

さっきよりも、周りの視線が痛い…

そんな私達に声をかけたのは先生。

「人の店の前で、何やってんだ?」

笹本さんは先生にすがるように話しはじめ、頭をぽんぽんと撫でもう片方で私達に行けと合図した。

家を出る前に、隼人の事を話しておいて正解だった。

先生の助けもあって、無事に隼人と話しが出来そう。近くの公園のベンチに腰をかけると話しはじめたのは隼人だった。



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