無愛想天使
ビスケットが好きな私にお土産と言っては色んな味のビスケットをくれて、それを嬉しそうに食べながら歌を歌った。

ビスケットの歌…

私が大好きな歌。

この歌を歌っている時は、いつも隼人とビスケットが私の隣にあって、一番好きな時間だった。

そして、そんな日々が三年続いていたけど、隼人が高校に入学してくらいから、ぱったりと会いに来てくれなくなり、園長先生に住所を聞いても教えてはくれなかった。



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