俺様御曹司による地味子の正しい口説き方

「…………けっ、、、、んっ」


笠原は、結構です!と言い切る前に言葉が唇に飲み込まれていた。

左手で後頭部を捕まれ、右上に回されて、押し付けるように唇が奪われ、逃げるように頭を退こうとしても、後頭部をがっしり捕まれていて、身動きがとれない。


「んーーーっ、んーーーーっ、、」


角度を変えて、唇を食むように何度も口付けられ、口を開けろと言わんばかりに舌でつつかれる。
開けるもんか。


「………………んんっ、、、」



チュッと言うリップ音でやっと唇が離れた時には、息が上がっていて、言いたい文句もすぐ口に出来なかったかわりに、小早川の目の前でゴシゴシとこれ見よがしに拭いてやった。

ざまあ見ろ。

「ハハハハッ、やっぱおもしれぇ。…………でも、良い反応するね。クククッ」

面白そうに小早川は笑う。

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