俺様御曹司による地味子の正しい口説き方
それから日曜日の夜まで、本当に私は家に帰して貰えなかった。
土曜日は朝ご飯を食べてから買い物に行くと言う恭一に付き合い、なぜか私の物を購入した。
一人暮らしの為、数えるほどの食器しか置いていないと言う。
それでいいんじゃないか?
と、思ってもとりあえず付いて回っていると、どんどんカゴにペアの物を揃えていく。
お茶碗、お皿、お箸にマグカップ。
お皿なんか、何種類ペアで買うんだというようなほどだ。
「これ、こんなに要るんですか?」
「あぁ?お前の茶碗要るだろ?」
呆れて聞いた解答がまさかの私用!?
慌てて『必要ない』と戻そうとしたら、ギャップリオ様の逆鱗に触れた。
なんとか宥める為に、もう好きにして貰おうと色違いの、北欧柄のマグをペアで見せた。
「こ、、、これ素敵じゃないですか?プレゼントさせて下さい。お、お揃いでも良いですか?」
「━━━━━それ、カゴに入れとけ」
ちょっと機嫌がなおったらしい王子さま。
眉間の皺が無くなった。
選んだ手前、私からのプレゼントとして購入しようとしたのに、王子さまはそれを許してくれなかった。ここで粘るときっと、又機嫌が悪くなるであろう。
ここは素直に『ありがとう』と、言葉にした方が良い事はなんとなく分かってきた。
面倒くさいな王子さま。
やっと日用品が終わったと思ったら、次はなぜか寝具売り場で、手にとって、あっという間にレジに並んだそれは、私のものであろう部屋着とパジャマだった。
「わっ、、私、部屋着持ってきてますっ」
「あんなかっこでうろつくな!襲って欲しいのか」
なんとっ!
ボンッと、顔を赤らめて、目を見開いた。
あの格好が駄目なの!?
恋愛偏差値0の私には分からないことばかりだ。
土曜日は朝ご飯を食べてから買い物に行くと言う恭一に付き合い、なぜか私の物を購入した。
一人暮らしの為、数えるほどの食器しか置いていないと言う。
それでいいんじゃないか?
と、思ってもとりあえず付いて回っていると、どんどんカゴにペアの物を揃えていく。
お茶碗、お皿、お箸にマグカップ。
お皿なんか、何種類ペアで買うんだというようなほどだ。
「これ、こんなに要るんですか?」
「あぁ?お前の茶碗要るだろ?」
呆れて聞いた解答がまさかの私用!?
慌てて『必要ない』と戻そうとしたら、ギャップリオ様の逆鱗に触れた。
なんとか宥める為に、もう好きにして貰おうと色違いの、北欧柄のマグをペアで見せた。
「こ、、、これ素敵じゃないですか?プレゼントさせて下さい。お、お揃いでも良いですか?」
「━━━━━それ、カゴに入れとけ」
ちょっと機嫌がなおったらしい王子さま。
眉間の皺が無くなった。
選んだ手前、私からのプレゼントとして購入しようとしたのに、王子さまはそれを許してくれなかった。ここで粘るときっと、又機嫌が悪くなるであろう。
ここは素直に『ありがとう』と、言葉にした方が良い事はなんとなく分かってきた。
面倒くさいな王子さま。
やっと日用品が終わったと思ったら、次はなぜか寝具売り場で、手にとって、あっという間にレジに並んだそれは、私のものであろう部屋着とパジャマだった。
「わっ、、私、部屋着持ってきてますっ」
「あんなかっこでうろつくな!襲って欲しいのか」
なんとっ!
ボンッと、顔を赤らめて、目を見開いた。
あの格好が駄目なの!?
恋愛偏差値0の私には分からないことばかりだ。