彼女の彼氏が決まるまで
プレハブ
―― プレハブ校舎1階。―――――
授業以外誰も通らないため、放課後はとくに鍵も閉まっていてとても静かだった。
「悪かったな。呼び出しちゃって。」
「いえ、ちょうど俺も話があったんで。」
塚原は瞬を放課後に呼び出していた。
「中川くん、本居さんと付き合ってるってホント?」
「何ですか急に。俺が誰と付き合おうと、先生には関係なくないですか?」
「確かに関係ないよ。でもさー女の子傷つけたらダメなんじゃない?」