彼女の彼氏が決まるまで
「それ、どっちがですかね?確かに俺は本居と付き合ってる。けど、学校では知っての通りバタバタしてるし、放課後は部活にユースと時間もない。ただこないだ、あんたあいつの手引っ張って出てったじゃないですか?!その後の噂も聞きましたよ。傷つけてるとしたら、あんたでしょ‼‼」
「本居があの日骨折した。隠そうとしてたよ。あいつが友達作んないの知ってんのか?今日も熱出して休んでるのは?彼氏だって言うくせに、何も知らねーじゃねーか。泣かせてばっかで、どれだけあいつが待ってたかも知らないで。ガキが調子のんなよ。」