彼女の彼氏が決まるまで

2人は見合った。







「今度泣かせたら、あいつ本気で奪い取るかんな。覚悟しとけよ‼わかったら、さっさと帰んな。」










プレハブから瞬を出し、鍵を閉めるとポンっと瞬の肩に手を置き、塚原は後ろ手を振って歩いていった。







―― 夏音の家。―――――――



結局、一日中熱は下がらずだったが、洗濯くらいはと動いたのがまずかったのか、昼過ぎからは布団からほとんど出られずに過ごした夏音だった。





「ただいま。熱どう?」





「おかえり。大丈夫だよ。」









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