彼女の彼氏が決まるまで
「嘘。全然ダメだろ‼洗濯物なんて良かったのにさ。もっと体大事にしな。」
頭に触れた塚原はフッと息をはいて、隣に座った。
「今日はどうだったの?学校。」
「それ俺に聞く?いつも通りだよ。何も変わらない。」
「フフッ。先生って面白い。」
「もう先生って思ってないだろ?」
塚原は不思議な人だ。
人を引きつける力がある、人を引き込む力がある。
「うん。だって・・・まさやんは先生らしくなくて、そんなとこ良いなって思うから。」