彼女の彼氏が決まるまで
「どーも。飯、何にする?」
「たまには休みなよ。ここにも出前は来るから。私だってバイトしてんだよ。そのくらい買うお金くらいあるよ。」
久しぶりに出前を頼んだ夏音だった。
1人だとなかなか頼まないから。
「食べよっか!いただきます。」
その時、チャイムが鳴った。
「あー俺出るよ。・・・・・はーい!って、お前。」
塚原の声を聞き、夏音は重たい体を動かして玄関に向かうと、
「本居。」
「悪い。俺、外散歩してくるわ!」
玄関前には、瞬が立っていた。