彼女の彼氏が決まるまで
「まさやん!いいよ、外行かなくて。瞬は帰って‼用ないから。」
「本居ー話せよ。来てくれてんだからさ。」
夏音は塚原を見た後、部屋の中に戻った。
熱も下がっておらず、頭も痛くてなにも考えられなかったから。
「失礼します。
本居、ごめん。俺忙しいこと言い訳にしてどうしたらいいかもわからなくて。手・・と熱大丈夫か?」
久しぶりに顔を見た。
相変わらず、ムカつく・・・あん時と変わらない。
本気で心配してる、と夏音は気づいた。