彼女の彼氏が決まるまで
熱も下がり、気持ちの良い天気になった。
ガラガラ。
窓を開けて大きく深呼吸すると、とても気分が良かった。
「おはよ。」
「あ、まさやん起こしちゃった?」
「うん。というか、寝れなかった。」
そう言って笑う塚原の顔を見て、申し訳なさでいっぱいだった。
「ごめん、まさやん。もう本当に大丈夫だからさ、そろそろ自分の家に帰りなよ。こんなのバレたらさ、ホントにクビになっちゃうよ?」