彼女の彼氏が決まるまで

その日は一日中一緒に過ごした。





少し離れたスーパーに塚原の運転する車で行き買い物をして、2人で料理をし、一緒にテレビを見て笑った。









その次の日から、またお互いに別々に準備をして登校した。











「おはよ。ねぇ、みあちゃん。指、気にしてるんでしょ?」




夏音は気づいていた。
笹木みあが自分がしてしまったと、ずっと手の怪我を気にしていたことを。





「大丈夫?わたし・・」









< 118 / 420 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop