彼女の彼氏が決まるまで

自然と夏音の目から大粒の涙が零れ落ちた。

羽月も塚原も気づいてはいたが何も言うことが出来なかった。
痛いほど夏音の気持ちが伝わって来たから。






「瞬・・頑張れ・・・。しゅーん‼」





瞬は悠にボールをパスしながら耳を触った。







前半が終わって1-1の引き分け。





「私・・・トイレ行ってくる。」




夏音がトイレに離れると、





「まさやん。瞬くん・・・ってさ」




羽月が塚原に話しかける。






< 124 / 420 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop