彼女の彼氏が決まるまで

「ちょっ‼何してんの?」





「塚原から借りた。」





「まさやんから?って・・・そうじゃなくて、学校だけど!どうなるかわかってる?」




夏音は呆れて、屋上の柵から外を見渡した。
その隣に並び、瞬も外を見る。






「さぁ?けど、よくない?たまにはこうやって2人になんのも。」




瞬の笑顔は反則だ。
フーッと夏音はため息をついた。



「もう!知らないからね。・・・で、2人になってそれから?」






「この時間しか空いてないからさ。飯、一緒に食って話しようかなって。けど、他のところじゃ皆の目が気になるだろ?だからさ。」









< 142 / 420 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop