彼女の彼氏が決まるまで
「ちょっ‼何してんの?」
「塚原から借りた。」
「まさやんから?って・・・そうじゃなくて、学校だけど!どうなるかわかってる?」
夏音は呆れて、屋上の柵から外を見渡した。
その隣に並び、瞬も外を見る。
「さぁ?けど、よくない?たまにはこうやって2人になんのも。」
瞬の笑顔は反則だ。
フーッと夏音はため息をついた。
「もう!知らないからね。・・・で、2人になってそれから?」
「この時間しか空いてないからさ。飯、一緒に食って話しようかなって。けど、他のところじゃ皆の目が気になるだろ?だからさ。」