彼女の彼氏が決まるまで

「ただいまー。」



ご飯が作り終わる頃、塚原が帰ってきた。





「おかえりー!まさやん‼屋上の鍵、瞬に渡したんだって?」





「あぁ。まさかあんな大胆に皆のいる前で、本居を連れ去るとは思わなかったけど。」




塚原はカバンを置きながら笑った。







「笑い事じゃないよ~。もうホント。また学校でどうなることやら。」




夏音はテーブルに夕飯を並べながら、困った顔をしていると、





「そん時はそん時でしょう。本居はそんなんでビビるようなやつじゃないと、俺は思ってるけどなー。それに、何かあっても本居もう1人じゃないじゃん。」









< 146 / 420 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop