彼女の彼氏が決まるまで
みあは廊下を指さした。
「うわぁ・・・何かあったら教えて。」
夏音は廊下を見ながら頭を抱えたあと、自分の席へと座った。
すぐにまさやんが来て始まったこともあり、クラスの子には何も言われることもなかった。
3時限目が始まる頃、みあが体調不良になってしまい夏音はみあを保健室に送ってから教室へと向かったため、授業に少し遅れてしまった。
「本居。どこに行ってた?」
ついてないことに、今日は数学の先生が休みとなったため副校長が授業していたのだ。
「笹木さんが体調不良になったので、保健室まで付き合って・・・」