彼女の彼氏が決まるまで
来るかもわからない相手をただただ待っていた。
5時限目が終わる頃、屋上の扉が開いた。
「で、話って何?」
持田紀香が、やってきた。
「バレたくないやましいことがあるからきたんでしょ。それより、他の子は?」
紀香は目をそらす。
「あんたたちさー知ってんでしょ?みあのこと。」
「さぁ?」
夏音はとぼける紀香の胸ぐらに掴みかかった。
そこに、梨奈と他のクラスの7人が屋上に入ってきた。