彼女の彼氏が決まるまで
夜中だろうか?
夏音は誰かに名前を呼ばれた気がしたが、起きあがることは出来なかった、ただ一言だけ言葉を残して夏音は目をつむった。
ーー 夏音が職員室を出て行った後。ーーー
塚原は夏音からサボると告げられ、突然何が起きたのかと動揺を隠しきれなかったがそこまで気にはとめなかった。
6時限目になり授業中の教室を覗きに行くが、夏音の姿はなかった。
放課後。
「よ!中川。こないだ何の用で家に来たんだ?」
「いやぁ・・・・・彼女の家にくらい用が無くったって行くでしょ?」