彼女の彼氏が決まるまで
「塚原先生‼ちょっと。」
みあは塚原を呼び、人気のないところまで連れ出した。
「久しぶりに来たな。体調は?」
「それより‼夏音が・・・」
「本居がどうした?!」
「夏音・・大丈夫かな・・・今来てて、マスクしててよくわからなかったけど何か変で。紀香との会話も・・・生きてたとか何とか。不安で・・まだ近くにいると思うから、お願い‼夏音を助けて下さい。瞬くんはいないし、どうしていいか・・」
みあの話を聞いて、塚原は走った。
何かあった・・・そこまで分かっていながら、行動出来ずにいた。