彼女の彼氏が決まるまで
「断られるかと思ってたから、良かったー。中学ん時に本居が音楽やりたいって言ってるのを聞いて、一緒に音楽が出来たらって思ってたからさ。」
「私なんか選んで、後悔するんじゃないの?」
「後悔なんかしないよ!あ、そういえば、瞬と付き合ってんだって?大変じゃない?」
夏音はすっかり忘れていた。
瞬と夕輝が友だちだったこと。
「大変だよ!キャーキャー言われてるし、有名人って感じ。」
「だよな。まぁ、あいつのことだから本居しか見えてないんだろうけど。」
「んなことないよ。さぁ、やろう!特訓、特訓‼」