彼女の彼氏が決まるまで
夏音は冗談混じりで笑った。
結局、夏音は恥ずかしいから塚原以外誰にも言えず、こんなにすぐに本番前日を迎えるなんて思っても見なかった。
「まさやん‼駄目だ!寝れない。」
「珍しく緊張してるんだー!本居らしくねーな。」
「そりゃ、緊張もするよー・・・。私だよ?私が人前で・・・・・怖すぎるよ。」
しばらく話をして、夏音は眠りについた。
ーー お祭り本番。ーーーーー
夏音は小さい時以来の浴衣を着た。
鏡の前でクルクルクルクルと回り、全身を確認する。