彼女の彼氏が決まるまで
「小久保!また勝手なことを。」
「本居わりぃー‼」
「・・まぁ、小久保の優しさだって分かってるんだけどさ」
夕輝は瞬と悠に声をかけていた。結局、瞬・悠・羽月・塚原が夏音の晴れ舞台に駆けつけることとなった。見に来た人たちの興奮は冷めやまず、夏音たちはステージに立つ前に待機していた部屋でまた待機していた。
「俺、一緒に出来てやっぱよかったわ!こんなに盛り上がって、俺は改めて本居の声が好きだなって思うよ。」
「何言ってんだか。でも、誘ってくれてありがと。やっぱ歌好きだなってこっちも改めて気づいたよ。」