彼女の彼氏が決まるまで
次の日は3人で過ごした。
と言っても特別何かをするわけでもなく、色々な話をして。
「お前たちは変わってんな。」
お茶を飲みながら、塚原が言う。
「何が?」
2人は顔を見合わせた後、塚原を見る。
「不思議なんだよな。普段は連絡もあんまりとらずにあんなに離れてんのにさ、それでもお互いに気持ちが変わらないっていうかお互いしか見えてないっていうかさ。」
「あぁーそういうこと?俺もわかんないけど不思議だよ。不思議だけど、繋がってるって感じてる。」
2人の話を夏音は聞いていた。