彼女の彼氏が決まるまで
夏音の手を握り皆が舞台に夢中になっている間に、屋上へ。
「ちょっ・・・何?また鍵・・・」
「劇、良かったよ。感情移入して泣きそうになったし、悠たちもそう言ってた。けど、あれはやっぱ妬くでしょ。」
「ハハハ!それは妬いてくれないと。本気でやるってまさやんも言ってたし、私も本気でやるって決めたから。」
夏音は後夜祭の会場を見つめた。
瞬も後ろから夏音を抱きしめながら、会場を見つめた。
「いっつもは瞬がキャーキャー言われてるから、たまにはね・・ものすっごく妬かせてみたかった。」