彼女の彼氏が決まるまで
試合終了後、15時。
「夏音。悠くんが時間かかるけど、終わったら一緒に帰りたいから前のカフェで待っててって。」
「じゃあ、そこで待ってようか。」
試合を見に来ていた人たちなのか、カフェは満席状態だった。
夏音たちは窓際の席に座り、飲み物と軽食を頼んで話を始めた。
「うちら中学生だし、正直中学生のサッカーなんて高校生とかプロに比べたらって思ってたけど・・・悠くんもカッコよかったけど、瞬くんほんっと凄かったね!」