彼女の彼氏が決まるまで
バイト
ーーー 店の閉店後。ーーーーー
「お疲れ様です!」
「お疲れ様!あ、本居さん。ごめん、私用事があってこの後すぐに帰らなくちゃいけないから、あそこの品出しお願いしてもいいかな?鍵閉めもお願い。」
「大丈夫ですよ!」
先輩はありがとうと手をあわせて、帰って行った。
脚立に乗り、一番上にある荷物を下ろしていく。
「え、え?じ・・地震?!」
グラグラと揺れてバランスが崩れ、脚立が倒れて夏音は床へと叩きつけられた。
「痛っ‼‼‼」
持っていた重たい荷物も一緒に落ちる。