彼女の彼氏が決まるまで

「2時限目はいいけど、3時限目からはずっと体育祭の練習だよ?塚原先生に会うよ?」





「だよね・・ちょっと・・・塚原先生んとこ行ってくるわ。」



そう言って夏音が教室を出たあと、2時限目までに戻って来ることはなかった。
さすがにみあも何かおかしいと感じていた所に、塚原が体育祭の練習に使うものを教室に取りに来た。







「塚原先生。」




「おう、笹木。本居は来たか?」





「それが・・・ちょっといいですか?」




みあは塚原に夏音が1時限目には来たこと、ただ1時限目が終わり塚原のところに行ってくると言って戻って来ていないことを伝えた。









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