彼女の彼氏が決まるまで
やっと一周が終わったところ、あと一周。
夏音は変な汗をかきながらもついていき、ゴールした。
「塚原先生、ちょっと休憩。」
「え?何で?渉ー。」
亜美が来る。
「さっき転んだだろ?俺、ちょっと足ひねったし他にも傷めたやついるかもしれないから、何分か休んだ方がいいよ。」
「それもそうだな、10分休もう。トイレ休憩、水分補給も兼ねて。ストレッチするもよしだし。」
塚原が提案し、休憩の時間となった。
「本居。」
塚原が夏音の所に近寄る。
「すみません。体操服を忘れて取りに行ってました。」