彼女の彼氏が決まるまで
痛み止めは出せるが、効くかはわからない。
固定も何もなしなら、ひどい痛みだろうと・・・。
そして、命の保証も出来ない・・出来ないと。
夏音は塚原が帰ってくる前に、夕飯の支度を終わらせると、
「ただいま。本居帰ってる?」
書き置きをして、すでに部屋を出ていた。
【まさやんへ
お帰りなさい。夕飯作ってあるので食べてね。
今日は出かけて遅くなりそうなので、先に寝てください。
夏音より】
「病院、行ったんでしょ?どうたった?」
「ダメだった・・・って言ったら?」