彼女の彼氏が決まるまで

足の腫れがひどくなり、内出血を起こしてしまっていた。





「限界か・・・。」




呟いたところに、自分の番がおわった渉がかけてきて足を見る。





「限界だろ?」




渉は夏音を背負ってとりあえず教室へと向かう。
教室についたところで夏音を机に座らせ、足の腫れを冷やす。






「誰にもバレたくないんだけどなー・・・。」




夏音は涙を流した。





「今日は帰れ。本居の走るとこは何も無かったように俺が走っとくから。全校練習なんていなくてもバレないし、学年種目にしか元々出ないだろ?それも俺が出てもいいし。気づくとしたら・・・塚原くらいか。」









< 274 / 420 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop