彼女の彼氏が決まるまで

「ダメじゃん。それじゃあ、バレちゃってんじゃん・・・。」





「じゃあ・・・皆でサボるか?それこそクラスの他のやつらから反感買うだろ?塚原には俺から、ばあちゃんが風邪気味らしくて心配だから帰ったって言うよ。それなら、何も問題ないだろ?病院行けって。車回すからさ。こっちのことは心配すんな。上手くやっとくから。」





「渉、ごめんね。」




カバンを持ち夏音を背負うと、





「裏から出れば、誰にもバレないから。体育祭当日も休むなら休め。何も言われないよ。」




渉は笑った。





「ありがと。」









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