彼女の彼氏が決まるまで
「そういう事・・・。心配かけたくなかったの。地震の時脚立から落ちたなんて言ったら・・。それでね、まさやん、お願いが・・・・・」
「中川には秘密で。だろ?・・・体育祭は」
「休め・・・?」
「当たり前だろ?」
塚原は寂しそうな顔をしながら、病室を出て行った。
夏音も考え事をしながら目をつむっていた。
ーー 体育祭当日。 ーーーーー
「おはよー。」
「いよいよ当日だねー!緊張してきたー。」
「うちもー・・・。」
クラス皆、体育祭が始まる前からとても緊張していた。
1人足りない・・・その事が皆、引っかかっていたのだった。