彼女の彼氏が決まるまで
「はぁ。で、大丈夫なの?笹木たちにバレない?」
夏音も校庭の方を覗き、考える。
「何してんの?」
そこにトイレ帰りの瞬が声をかけてきた。
「えっと・・・さ、サボってる!」
慌てて渉が言ったため、
「そ、そう!席が暑くて暑くて。」
夏音も話をあわせると、瞬は首をかしげる。
「俺、そろそろ出番だから先行くわ!」
渉が先に戻り、瞬と夏音は2人っきりになった。
瞬は夏音をじっとみつめた。
「何?」
「こないだの?」