彼女の彼氏が決まるまで
「かのちゃん!!大丈夫?何ボーッとしてるの?次だよ!最悪な事に・・・アンカー・・だよ、3人とも・・・。」
「ほんとだ・・・。皆応援しようか?」
「それしかないかもね。」
夏音は前に出て、3人を見る。
瞬、塚原、渉が一斉にスタートした。
瞬も塚原もキャキャー言われている中、亜美は渉を応援していた。
「瞬・・・。」
塚原の事をまさやんなどと学校で言えるはずもない。
夏音は瞬が一番になったところを見届けて、校舎の中に入った。
「もう・・・・限界、動けないや・・。」
夏音は床に寝転んだ。