彼女の彼氏が決まるまで
「それでは皆さん、メリークリスマス。」
塚原はやっぱり若いと夏音は思った。
これだけの高校生の中で引けを取らない塚原。
皆でワイワイと食事を始める。
「これ、夏音が作ったの?」
瞬が近寄ってくる。
「口に合わない?」
「いや、うまいよ!」
そう言うと、瞬が笑った。
みあに聞かれたことを瞬に聞こうかと迷っていると、
「お!久しぶりにみるツーショットじゃん。」
羽月が声をかけてくる。
「夏音ちゃんごめんね。サッカーサッカーってサッカーバカで。」
悠も来て、瞬をつつく。