彼女の彼氏が決まるまで
「駄目・・・なんて言うはずないじゃん。」
夏音は思わず抱きしめた。
「入るぞー。」
そこで塚原が入ってきて、あっ!と言いながら扉を慌てて閉めたので、2人は口を揃えたように、
「ちょっ!待って‼」
「待って!」
引き止めた。
「え?なんか入っちゃまずい雰囲気だったんじゃ・・」
「か、勘違いしないでよ‼‼‼健全に!でしょうよ。瞬が・・来年度からここに来たいって言ってくれて。」
「本当か!」
塚原は嬉しそうな顔をした。
「あぁ!世話んなってもいいかな?」