彼女の彼氏が決まるまで
「ホント!中川は同じクラスじゃなくても良かったんだけどね~。」
塚原も舌を出した。
「まぁまぁ!良かったじゃん。亜美は離れちゃったけど渉もみあも一緒だったし、何か嬉しいよ?」
椅子に座って、2人を見て笑う。
「そういえば、お前ら」
「あぁ!なんだかんだ間であったけど・・・1年たったよ。」
「別に特に何もなかったし、別れたりしたけどね。」
これが日常の会話。
すぐに本当の家族のようになっていた。
学校へは相変わらず、皆バラバラに出かける。
瞬は部活で一番に出て行き、夏音が最後に家を出る。