彼女の彼氏が決まるまで

「じゃあ、何すんの?残り少ない修学旅行。」





夏音が黙ると「またな。」と店主に声をかけ、夏音の手を引いた。





「ちょっ・・!!」





「俺の修学旅行は時間がないんだよ。あと45分。15分ロスした。まぁ、久しぶりに高校時代の友人には会えたけど。」




塚原はなんだか楽しそうだった。







「ここは?」





「観光地には、なってない。地元の人たちだけの穴場スポット。」





「もしかして・・・」





「俺の地元なんだよ。誰にも言ってないけどな。だから、絶対に見つからない。」




綺麗なところ。
砂浜、海、自然のトンネル。









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