彼女の彼氏が決まるまで

瞬の部屋に皆が足を踏み入れた。
人工呼吸器を付けた瞬がそこにはいた。




皆は話をかけながら泣いていた。
塚原と夏音はドアの入り口に立ったまま、その姿を見ていることしかできない。








「ふざけんなよ。手放したくないんだろ?皆のためじゃなく、本居のために生きるはずだっただろ?それなのに・・・皆のためにって・・」




渉は泣き崩れ、





「お前・・・夏音ちゃんから離れらんないんじゃなかったのかよ・・。俺ら瞬がいなくなったら、どうしたらいいんだよ・・!!」




悠も声をかけながら泣いている。
女の子たちもバカ・・の一言で泣き崩れていた。









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