彼女の彼氏が決まるまで

「瞬、最期にやっとそう呼べたよ・・・。俺・・・ずっと本居・・って呼んでたけど、それにも違和感があって・・今日からはかのんって呼ぶ・・。もっと・・3人で一緒にいたかった。瞬が・・かのん守んないとなのに・・なんで・・お前が死んで・・なぁ、瞬・・・俺も・・・お前のこと大好きになってたよ。また・・・・・会おうな・・。」




瞬は優しく声をかけて、涙をボロボロと流しながら抱き締めた。





塚原のこんな姿、夏音はもちろん誰も見たことがなかった。
いつもドンっと構えて夏音や瞬、周りの皆を笑いながら見守ってくれていたから。









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