彼女の彼氏が決まるまで
神山は同い年で良かったと笑い、夏音は気が合いそうで良かったと思った。
子どもたちは神山に興味津々だった。
どんな先生だろう、と。
子どもとの関わり方、話し方、全てが心地よく、お互いに気さくに声をかけ合い一緒に仕事をこなしていくのもやりやすい夏音だった。
子どもたちが帰り、神山と2人でしめる。
明日のための準備、今日の書類の片付け。
「これはここですか?」
「あ、はい。そこでお願いします!あの・・・もし良ければ、2人の時はタメ口で大丈夫ですよ。」
夏音は声をかけた。