彼女の彼氏が決まるまで
「サッカーをしていました。しばらく事情があって休んでた期間もありますが。」
「それでどうして保育に?」
塚原は色々な話を聞きたいようだった。
「何でなのかわからないんですけどね・・・子どもが好きでってのはホントだよ?ただ、急にここが居場所なのではと思って。」
「サッカーの方は?」
「地道に続けていますよ。プロの方にとずっと言われています。ここ数年は特に。ただ見つけたいものがあるからと、こんな歳にもなってまだ待ってもらってます。サッカー選手としてはあまり時間は無いんでしょうけどね。」
笑いながらピザを口に入れた。