彼女の彼氏が決まるまで
「瞬くん。私が何をしても前みたいに理解してくれる?」
「え?!何かする気?」
夏音は考えていた。
将来についてと、西川について。
「ううん。ただ、聞いただけ。」
「そっか。まぁ、好きなように生きれば!!」
瞬はいたずらっぽく笑いながら、自分の右耳の耳たぶを触った。
夏だったが、日陰でカラッとしていて涼しかった。
来年の夏はどんな風に過ごしているのだろう?そんな想像を2人はしていた。