彼女の彼氏が決まるまで
「はい。」
「話があるんだって?」
塚原が聞き、
「なんか、そうみたい!あたしは部屋にいるから、何かあったら呼んでね。」
夏音は笑って部屋に入った。
それからどれだけの時間がたっただろうか。
何の話なのだろうと夏音は思いながらTVをぼんやりと見ていると、塚原が夏音を呼びに来て奏は今日は帰っていった。
「まさやん、奏何の話だったの?泊まってくのかと思ったのに。」
「ん?・・・ただの世間話だったよ。あいつもあいつで色々あるんじゃない?かのんも何かあったらいつでも話せよ?」