彼女の彼氏が決まるまで
夏音は皆とご飯を食べながら他愛もない話をし、皆が最近、何かあったかと聞いてきたが変わらず仕事三昧だとこたえた。
食事後、悠を話があると部屋に呼んだ。
「何?個別で呼び出してー。もしかして、好きになったとかいう告白?」
悠はふざけて笑いながら、ソファーに腰掛ける。
「ちょっとまた冗談を!そうじゃなくてさーもしかして、神山奏って知ってる?」
「神山?もちろん、知ってるよ。どうして?」
「前に羽月が言ってた瞬に激似のそっくりさんって・・・」
悠の隣に座りながら、夏音は体を悠の方に乗り出す。