彼女の彼氏が決まるまで

夏音が見た先を羽月も見た。





「え?あれって・・・嘘・・?!・・・・って勘違いか。」




夏音と羽月は瞬が亡くなったあの交差点に来ていた。
ここなら、隠し事は出来ないだろうと羽月は思ったからだ。
あの日行くはずだった店に2人は入った。







「さっきはびっくりしたー。ここはダメだったかな。うちらもまだ引きずってるね。でもさー夏音にはここかなって思ったんだよね・・・。悠くんから聞いたよ。あの激似の人、今一緒に働いてるんだって?」




夏音はうんと返事をしたあと、ここが居場所だと言われたこと。それなのにこないだは塚原との結婚を勧められたことを話した。









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