彼女の彼氏が決まるまで
「俺、昔から音楽が好きで、だから専門に行くって言ったんだ。そしたら、急に反対されて親も最初は反対してたけど、自分の将来だからってやっと許してもらえたところなのに、どうしたらいいか分からなくて。」
夏音は立ち上がって、
「ある人がね、好きなように生きればって言ってたんだ。私もそう思う。やらないで後悔するより、やって後悔したほうがいいじゃん!やりたくて説得したんでしょ?西川の人生じゃなくて、小久保の人生だよ?思いっきりやりたいようにやりなよ。」