彼女の彼氏が決まるまで
「西川が暴力をふるっている映像と音声があればいい?警察に逮捕してもらうんでしょ?」
夏音は当たり前のように答える瞬を見つめながら、不思議で仕方なかった。
「うん。でも・・・何でとめないの?」
「とめてもやるでしょ。」
瞬の顔が一瞬、悲しそうに夏音の目にはうつった。
―― 次の日。――――――
計画通りに学校に行き夏音が寝ていると、1時間目から西川の授業だった。
「おい。本居、授業中に寝るな。」