彼女の彼氏が決まるまで

「待て。ちょっと来なさい!」




とても怒っているようにみえる。





「はぁ・・・少しだけなら。」




夏音は呆れ顔でこたえた。





もし、誰も傷つくことがないのなら、何かをされると分かっていてついていきたくはない。
夏音だって、内心は怖かった。怖くて怖くて仕方がなかった。
でも、西川をどうしても許すことが出来なかった。
こんな風に人生を変えられた人がいたとしたら・・そう思うと。






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