彼女の彼氏が決まるまで
高1の春
――――― 近くのCAFE。――――――――――
近くにあった個室のあるCAFEに入った。
前日に夏音と同じ高校に決めたと聞かされた2人は、薄々気づいていた。
瞬が夏音に思いを伝えるのではないかということ、そして夏音の気持ちにも。
「瞬。さっきも言ったけど、やっとだな。いつ言うのかと思ってたよ。」
「本当だよ。お互いにかなり前からずっと好きだったでしょう?なのに、いつも急に話さなくなったりとかすんだもん。」